泉州南消防組合泉南消防署の消防職員の立ち合いのもと、「フラワーホーム」と館内併設のデイサービス「フラワーデイ」の合同で避難訓練を行いました。

前回の避難訓練から新たに入居された方は、非常ベルの音に驚かれるのではないでしょうか。
急に鳴った非常ベルに驚かれて、転倒する危険を考慮し、入居者様へ事前に訓練の時間や非常ベルが鳴ることを通知しておきました。

すると避難訓練開始の時間前から、正面玄関前で座られている入居者様がいらっしゃいました。
お聞きすると、避難訓練で、エレベーターが止まってからだと、階段で下りるのが不安なため、先に下りてきたとのこと。

他にも、「貴重品はもっていけばいいのでしょうか」「部屋の鍵は閉めてから逃げたらいいのでしょうか」
事前に避難訓練の日程を伝えることは必要ですが、開始時間まで伝えることは、考えなければ、訓練にならないかもしれないと考えさせられました。

今回、泉州南消防組合泉南消防署の消防職員の立ち合いのもと、避難訓練を行いました。
スタッフと入居者様だけで行う訓練と異なり、緊張感をもって行うことができました。

ただ、スタッフ側では、事前に準備していたはずなのですが、カメラマンが一番緊張したようで、避難途中の入居者様を撮影する事ができず、最終避難場所に集合した入居者様の写真が中心となってしまったことは、反省点です。

避難訓練後は、消火器の使い方について、消防職員の方からご指導いただきました。
入居者様の代表3名とスタッフの3名で消火器の使い方の訓練を行いました。
訓練時は風向きの事を考え、反対側から消火作業を行う入居者様もいらっしゃいました。

過去の避難訓練時の避難経路や消火器の使い方を覚えておられる入居者様もいらっしゃいましたので、
今後も定期的に避難訓練を行い防災に対する意識を高めていきたいと思います。

「非常ベルって、そんなに大きな音鳴らなかったね。」
訓練後の入居者様の感想です。

非常ベルで入居者様に火災の発生が伝わっていると思い込まず、1人1人のお顔を見て、避難誘導を行うことが大切であると考えさせられました。