今回の花壇のテーマはSDGs!

春の花壇は夢のように素晴らしい花壇でした。(春の花壇を見る>>

さぁ今回の夏の花壇のテーマは、SDGsです!

フラワーホームの花壇に植えた花の種を、冬の間、入居者様が大切に苗に育ててくれた事や花壇で咲いた花を各階の共有スペースに飾る事や、植物の好きな入居様から「自宅の庭にある花をホームの花壇に植えたいの」とご相談を受けていたので、広い範囲のくくりになりますが、「つくる責任!つかう責任!」でSDGsです。

 

毎回お花の植え替えだけを入居者様と一緒に行うのですが、今回は元気のない花を抜く所からご協力をいただきました。


当日の朝急遽お声かけしたのにもかかわらず、ちゃんとマイ帽子を持って降りて来られ、「何ができるか分からないけど何したらいい?」と言ってくださいました。

また別の入居者様は「抜くのは抜くよ。百姓の子やから、親に仕込まれたから」とポンポンと手早く抜かれるのですが、根っこが綺麗に揃い、土も落ちており、スタッフとは比べ物になりません。

「土を花壇に落とさないと勿体ないやろ」とスタッフに喝を入れながら、あっという間に抜き終わりました。

抜いた花の中にも、まだ少し花を付けている植物を目にした入居者様が、「勿体ない。まだ生きてるやん頂戴!」と違う場所に移してくださいました。


フラワーホームに来られた入居者のご家族様も、「また花壇を変えるんやね」や「いつも綺麗やね」「薔薇の色もいいね」など気軽に声をかけて下さいます。

 

花を植える前に、根が付きやすいように土をフカフカに耕します。

鍬を使った事のないスタッフには、入居者様がレクチャーをして下さいます。


「ここをこうせな。」と見せて下さるのですが、毎回上手く行きません。

それでも「よく耕した」と入居者様が褒めて下さます。


土の中にミミズを見つけて「いい土やからミミズがいてるんやで!」とか、花に止まっていたテントウ虫を見て「可愛らしいなぁ」など、生き物を見て言葉が自然とずっと出ておられました。

仲良しの入居者様同士で和気あいあいという雰囲気です。


曇りではありましたが、やはり汗ばみます。

少し休憩をし、冷たいタオルで頬を冷やし、冷たい飲み物で喉を潤し、「生き返る~ぅ」と素敵な笑顔があります。


「手伝えなくてごめんね」とベンチで様子を見守ってくださる方、「この花は何?」と声をかけて下さる方色々です。皆さん花壇を気にかけて下さいます。

「本当は手伝いたいけど、足が悪いから、しゃがめないから」と植え替えをしてくださった方へ、ジュースの差し入れをしてくださった入居者様もいらっしゃいました。ありがとうございます。


自宅から持って来られた植物を植えるコーナーが出来た事をお伝えすると、「気がきいちょる!」と嬉しいお言葉です。


植えた時点では少し元気のなかった花も、たっぷり水を上げると後ろの向日葵に負けないぐらいグンと背筋を伸ばしているかのようです。


外での作業ということもあり、暑さや体のお加減で参加出来る方が限られてしまいましたが、外を歩いたり、花壇をご覧になる方が、花を見て和んだり癒されたりすることが出来れば嬉しいです。


ドッグランにある桜の木の根から、新しい桜の幹?新芽?が出てきました。

桜は挿し木で増えると思っていましたが、自然界ではこんな感じで増えるのかと不思議です。またまた楽しみが増えました。


冬前に植えたカサブランカの蕾も大きくなり、咲くのが待ち遠しく、咲いた時にはカサブランカが恥ずかしくなるぐらいに皆で見ることでしょう。

玄関では観賞植物のモンステラを水溶栽培中です。