入居者様アルバイト制度をレポートします

本日はフラワーホームの、ちょっと変わった取り組み「入居者様アルバイト制度」の様子を、ご紹介したいと思います。

 

制度のくわしい内容は、制度ご案内のページ>>に記載してありますが、ここでも簡単にご説明します。

入居者様アルバイト制度とは、アルバイトを希望してくださる入居者さまに、無理のない範囲で元気な日限定ですが、週2・3回、2~3時間ほど、簡単な軽作業のお手伝いをしていただき、賃金をお支払いするという制度です。

超高齢化社会到来に起因する「高齢者の雇用問題」「労働力不足の問題」を国任せにせず、民間企業として当館も何かアクションを起こしたいという思いから始まりました。


草抜きや水やり、食堂のあと片付けの補助、館内共用部の掃除の補助など、行ってほしい仕事が発生すると、食堂前の掲示板に募集の案内を貼りだします。(応募者多数の場合は、抽選になります)。

アルバイト当日は、健康状態や体調の確認を行い、屋外でのお仕事の場合は天候も考慮して、お仕事が可能かどうか、施設長が判断いたします。(場合によってはクリニックの担当ドクターの判断を仰ぎます)。

そして事故の無いようにスタッフの目の届く範囲で、マイペースで無理の無いよう、お仕事をしてもらっています。

また働くことに意義と喜びを感じていただけるように、大阪府の最低賃金より少し上回るだけですが時給940円をお支払させていただいています。


入居者さまの現役時代の職業を生かしてもらえるシチュエーションが発生した場合は、スポットでアルバイトをお願いすることもあります。

例えば昨年、フラワーホームは台風21号の被害を随所に受けました。当館の看板も5枚 外れ落ち、看板の木枠も歪んでしまったのですが、元大工の入居者さまが大工道具を調達して来てくださり、本社から応援に来ていたスタッフと一緒に、ホームセンターに木材を買いに行くところから始め、協力して看板を完全に元通りに戻してくださいました!(まさにプロの技術でした)。

また、入居者さまから「朝顔を育てたい」と要望があった時も、不用品のタンスからラティス(植物の誘引に使う格子)を制作してくださいました。

ちなみに台風21号の被害を受けて大変だった時は、多くの入居者様が清掃や洗濯の手伝いをアルバイト制度でしてくださいました。

また、元電気関係のお仕事をされていた入居者さまは、当館のカラオケ設備の配線が上手くいかなくて、どうしようもなくなった時、見事に直してくださいました。

元書道講師の入居者さまは、フラワーホームカップ(泉南市グラウンドゴルフ大会)の表彰状の名入れのアルバイトで活躍してくださいました。


余談ですがフラワーホームには、得意を生かして切り絵の講師を現役でされている入居者さま(87才)もいらっしゃいます。色んな老人ホームに出向いて講師をされているそうです。

当館には、いつも生き生きとされている入居者さまが多いです。


お写真は、お庭の植物の手入れをしてくださっている様子です。

花がら摘みや草抜きなど、スタッフだけでは手が回らない部分のお手伝いをしていただけるので、助かっています。


日本はこれから未曾有の少子高齢化×人口減少社会を迎えます。

少子高齢化×人口減少社会を、世界で初めて経験する国は日本です。

日本が一番先頭を走っています。

誰も経験したことのない社会が、これからやって来ます。

これまでのように、歴史や他国からベストな方法を学ぶことが出来ません。

しかし全員が未知な世界だからこそ、既成概念に囚われず、また恐れず、新しい事や良いと思う事に挑戦してみよう!という当社社長の考えで、フラワーホームでは、このような取り組みを行っています。


アルバイト制度に参加してくださっている入居者さまからは、以下のようなお声をいただいています。

「アルバイトした日は、部屋に居た日より夜グッスリ眠れる」

「孫にアルバイトで得た賃金からお小遣いを渡したら、『お婆ちゃんすごいな!』言われて嬉しかった」

「アルバイトしたら、若返ったような気分になってきたので、美容に気を付け、今日は日焼け止めを塗ってみた」

「アルバイトの時間が待ち遠しい」

「アルバイトでお金貯めて旅行に行こうと思う」

 

このようなお声が聞かれましたが、その同じお口から「バイト料なんか、いらんいらん!」とも仰います。

どちらも本心なのだと感じます。

自分の力を生かす、自分の力を人に貸す、そうして賃金を得ることが出来る自分に、自信や喜びを感じていらっしゃるように感じました。